春の嵐

   春の嵐

 お彼岸の墓参りを終えると
 湿っぽい雨のにおいがし出して
 翌日の朝には静かに雨が降り出した
 その日の昼には本降りになって
 そのうち強い風も加わり
 夜に入ると横殴りの雨が激しく窓を叩く
 本格的な春の嵐となった
 
 ごうごうと叫び声をあげる
 恐ろしいような雨風の音にも
 風の加減で強弱の変化があり
 強く吹きつけるときは胸の鼓動も高まり
 風がやんで静かになると
 降りしきる雨の音がを休ませてくれる
 やがて荒れ狂う雨風の襲来も間遠になり
 夜半には雨も風も嘘のようにおさまった
 雨風に降りこめられた休日の一日
 春の嵐という免罪符のおかげで
 予定をすべてキャンセルし
 のんびりと怠惰な時間を
 思う存分、過ごさせてもらった
 春の嵐が、思いがけない恩恵を
 その風に乗せて運んできてくれた
 
 焦る必要などないのだ
 ただ与えられた恩恵を
 遠慮せずに楽しめばよい
 楽しんだ分だけ
 もからだも、元気になるのだから

 



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Author:あさひなせいしろう
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のブログの生きる糧になります。お
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