雪の三相

   の三相

 (その一 降り始めの
 冬晴れの空がにわかに曇り
 日が陰って冷たい風が吹き出した
 午後の3時
 ひっそりと静かに
 そう、あなたが真実を語りだすときのように
 その音の響きの一つ一つまで確かめるように
 ひっそりと静かに
 が降り始める
 降り始めのは不安ばかり
 いつまで降るのか積もるのか
 桜の花びらが散るように
 満を持して
 ひっそりと静かに
 が降り始めた

 (その二 真夜中に降る
 真夜中に降る雪は信念の結晶
 沈思黙考する哲学者の風貌で
 白装束に身を包んで
 鎮魂の舞を、何も見えない闇の中で
 舞い続ける、永遠に続く時間の中で
 もはや人は望むことをあきらめ、
 明日の備えにを向ける
 「明朝の出立は何時だったっけ?」

 (その三 降り積もった雪)
 晴天のもと、意表をつくように出現する雪景色・・・・
 降り積もった雪が自ずと語りだすのは、この上ない純潔、極まる歓喜
 湧き上がり、さらに高まる希望、恋の始まり
 そして、両手でも抱えきれないほどの欲望
 やがて消え去る運命なのに
 なんであんなに輝いてるのか
スポンサーサイト



コメント

非公開コメント

プロフィール

あさひなせいしろう

Author:あさひなせいしろう
 拙い文章を読んでいただき、とて
もうれしいです。心より感謝申し上
げます。
 もしも何か感じるものがありまし
たら、「フリーエリア」のバナーを
それぞれ1回ずつクリックしていた
だけると、さらにうれしいです。私
のブログの生きる糧になります。お
手数をおかけしますが、どうぞよろ
しくお願いいたします。
 こうして読んでいただけたのも、
何かのご縁にちがいありません。あ
なたの人生の今日というかけがえの
ない一日が、すばらしいものになる
ことをお祈りいたします。
 最後まで読んでいただき、ありが
とうございました。
  

このブログの訪問者

フリーエリア

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR